角頭を守って序盤の崩壊を避けよう!!

角頭とは角の1マス前のことをいいます。
角頭は弱点であり、攻められやすい場所です。上手く守らなければ対局して10手後にはいきなり劣勢に立たされ・・・なんてことも。そうならないよう、この記事で学んでいきましょう!

目次

角頭とは

角頭とは、角の1マス前のことです。角は前に進むことができない数少ない駒で、その特性ゆえに角頭は弱点になります。いきなりですが、角頭を守る方法を次でお伝えします。

角頭は金で守れ!!

結論からいうと、金を守りに参加させる!!です。↑の将棋盤を動かしてみてください。角頭を守る成功パターンです。具体的な手順を書いていきます。

STEP
歩がくる前に金を上げる

相手の歩がここまできたら金を左上に動かします。

STEP
相手の歩をとる

相手の歩が目の前に来たら歩を取ります

STEP
持駒の歩を打つ

飛車がきたら持駒の歩を打ちます

これで相手は攻めが続きません!!

角頭の守り方の失敗例

相手の攻めを無視した場合

成功例から紹介しましたが、失敗例を見てみましょう。↑の将棋盤を動かしてみてください。最後の局面では、角を取られるのが確定しています。これは相手の攻めを甘くみすぎた結果です。今度は相手の歩に対応してみましょう。

相手の攻めに対応した場合

手数が長いですが、最後まで将棋盤を進めてください。先ほどの反省を活かして、相手の歩をとってみました。しかし、最後は金をとられた上に飛車が成られて、ひどい形です(他にも色んなパターンがありますが、すべて悪くなります)。

なぜ失敗したのか

初期配置において、角頭を守っている駒はありません。角頭に歩がいるので安心する気持ちもわかります。しかし、その歩は角頭ではなく、角頭の1マス前を守っているにすぎません。その歩が突破されれば、弱点の角頭が露出してしまいます。

↑は角頭の歩が突破された場面です。こうなったら劣勢です。角頭を守る駒がないので、相手は角頭を好き放題できます。ちなみに↑の画像の場面で、金を左上に動かすのは失敗します(失敗例はこちら)。

何が言いたいかというと、相手が攻めてきたときには、守る準備は完了させておく!ということです。「相手の攻めに対応した場合」で失敗したのは、準備不足だった、というのが結論です。

まとめ

  • 角頭は弱点
  • 金を上がって角頭を守る
  • 相手が攻めてくる前に、守りは完了させる

この3つを意識すれば、序盤から崩壊することはありません!

実は、角頭の守り方は他にもあります。将棋はいろんな攻め方・守り方があって本当に楽しいんです!!よりよい将棋ライフをサポートできるようにこれからも記事を書いていきたいと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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